あの日キミに。今日お前に。
「とにかく、今日からお前は俺のだから。」






「か、勝手に決めないで!」






「俺が決めたらそうなんだよ。じゃあな、チビ。」








そう言って私の頭をクシャッと撫でると、ヒラヒラと手を振って行ってしまった。








「…ッ~~……この暴君ッ!」








逞しくて広い背中に向かって、私は思いっきりそう叫んだ。













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