この狩り合法につき
苛立ち
「何故ですか!
これもこれも!
皆こんなにも証拠がある。

指紋を拭き取る事もしていない。

何故逮捕しないんです!」

だんっ
と机を叩く音がした。

まだ入って数年の若い刑事だ。

「何故目撃情報が無いと駄目なんです!」


「説明は出来ない。とにかく、目撃情報が無い限りその犯人は捕まえる事は許さない。
それが、最終決定だ。」


「そんな!待って下さい!」


だが、上司は意見を変えない。

結局、この場は諦めるしか無かった。

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