失われた過去の記憶


少し出た太陽に照らされた君が僕には天使に思えた

天使なんて表現ばかげている、と君はいうかもしれないが本当にあの時はそう思えたんだ


さらさらと風になびく髪と白いワンピース、黒目がちな大きな目、ぷっくりとした唇


それらすべてがあの時の僕には、神々しく見えた




そして僕は
    ああ、僕は恋に落ちたんだ
              と思った





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