キンダーガーテン 二 ~優しい居場所に~
花火大会
「う~ん……。……むにゃむにゃ……。」
「おはよう~。起きなさぁ~い。………。
朝ですよ~。…唯ちゃ~ん……………。」
ごつごつ………。
いつもの柔らかい枕の手触りがない……。
………??………?…………
頭の横で、手を動かしていたら………チュッ。
リップ音にびっくりして、目を開けると
オデコにキスする先生と目があった。
「おはよう!唯ちゃん。」
「おはよう…………ございます…………。」
どうやら、先生の膝枕で寝てたらしい。
流石に、先生と一緒に目覚める朝が……3日目ともなると
すんなり受け入れられるみたい。
「昨日はお疲れ様。もうちょっと、このままでいようねっ!」
「先生……重くない??」
「全然!むしろもうちょっと、太った方が良いよ。
食べないから、痩せすぎで心配。」
頭をナデナデ……気持ちいい。
先生の大きな手……大好き。
「昨日の夜は唯が頭を撫でてあげてたのになぁ~」
「そっかぁ。そっちも魅力的だったんだぁ~
意識のあるうちにやって欲しかったなぁ。ざ~んねん。」
クスクス笑う唯は…まだちょっと眠いかも。
「お土産……何が良いかなぁ?
お母さんの好きなものって、なぁ~に?」
「う~………ん。……………??…………」
「えっ?お母さんの好きなもの知らないの?お母さんだよ??
お饅頭とかクッキーとかゼリーとか……。
せめて、和菓子か洋菓子か………」
「う~………ん。…………」
「ええっ!ホントに??」
思わず起き上がろうとしたら、頭を擦る手に力を入れて
「もうちょっとこのままで。」って
甘いなぁ~先生。
でも……気持ちいい。
ネコみたいに足にすり寄ったら、クスッて笑って
「男なんてそんなもんじゃない??
『うちのママの好きなものは…』って並べ立てられる方が引くでしょう!
オレなんて、誕生日の贈り物すらしたことないし。」
「えっ?でも…先生が言ったよね?
初めてのボーナスの時『ご両親に何か少しでも、贈り物をしなさい』って…」
「あぁ~あれね!
あれは…唯ちゃんと会話するためと、オレの印象を良くするため!
"先生って凄い"って…思わなかった?」
「…………思ったかも…………。」
「年を取ると、色々とズルくなるんだよ!特に、好きな子には。」
もう~信じてたのにぃ………
でも…好きな子って…。
あの頃から、唯のこと意識してくれてたのかなぁ?
恥ずかしい。
ジワジワ熱くなる頬。………きっと、赤いよね??
「おはよう~。起きなさぁ~い。………。
朝ですよ~。…唯ちゃ~ん……………。」
ごつごつ………。
いつもの柔らかい枕の手触りがない……。
………??………?…………
頭の横で、手を動かしていたら………チュッ。
リップ音にびっくりして、目を開けると
オデコにキスする先生と目があった。
「おはよう!唯ちゃん。」
「おはよう…………ございます…………。」
どうやら、先生の膝枕で寝てたらしい。
流石に、先生と一緒に目覚める朝が……3日目ともなると
すんなり受け入れられるみたい。
「昨日はお疲れ様。もうちょっと、このままでいようねっ!」
「先生……重くない??」
「全然!むしろもうちょっと、太った方が良いよ。
食べないから、痩せすぎで心配。」
頭をナデナデ……気持ちいい。
先生の大きな手……大好き。
「昨日の夜は唯が頭を撫でてあげてたのになぁ~」
「そっかぁ。そっちも魅力的だったんだぁ~
意識のあるうちにやって欲しかったなぁ。ざ~んねん。」
クスクス笑う唯は…まだちょっと眠いかも。
「お土産……何が良いかなぁ?
お母さんの好きなものって、なぁ~に?」
「う~………ん。……………??…………」
「えっ?お母さんの好きなもの知らないの?お母さんだよ??
お饅頭とかクッキーとかゼリーとか……。
せめて、和菓子か洋菓子か………」
「う~………ん。…………」
「ええっ!ホントに??」
思わず起き上がろうとしたら、頭を擦る手に力を入れて
「もうちょっとこのままで。」って
甘いなぁ~先生。
でも……気持ちいい。
ネコみたいに足にすり寄ったら、クスッて笑って
「男なんてそんなもんじゃない??
『うちのママの好きなものは…』って並べ立てられる方が引くでしょう!
オレなんて、誕生日の贈り物すらしたことないし。」
「えっ?でも…先生が言ったよね?
初めてのボーナスの時『ご両親に何か少しでも、贈り物をしなさい』って…」
「あぁ~あれね!
あれは…唯ちゃんと会話するためと、オレの印象を良くするため!
"先生って凄い"って…思わなかった?」
「…………思ったかも…………。」
「年を取ると、色々とズルくなるんだよ!特に、好きな子には。」
もう~信じてたのにぃ………
でも…好きな子って…。
あの頃から、唯のこと意識してくれてたのかなぁ?
恥ずかしい。
ジワジワ熱くなる頬。………きっと、赤いよね??