キンダーガーテン 二 ~優しい居場所に~
「はぁ?プロポーズ!!」
「いつの間にそこまで進んでたの?」
「……ってことは…。もう、キスもエッチもしたんだぁ~」
「唯ちゃん、隠し事はダメだよ!」
「ねっ!ねっ!いつ?何処で?」
唯が質問したはずなのに…いつの間にか質問攻め。
「キスもエッチもしていません!
……それより…結婚前提って…どんなこと??」
「まぁまぁ、それを答える為にも…
何故プロポーズに至ったのか、話しなさい。」
「…あのね……。一昨日のデートの時に送ってもらって…」
お父さんのことをいうのは、恥ずかしいし嫌だったんだけど…
ここから話さないと理解してもらえないから…
プロポーズまでの経緯と先生の言葉を伝えたの。
ただし、抱っこしてギュッ…は、恥ずかしいから…内緒だけどね。
「はぁ~。そっかぁ~。
唯ちゃん、愛されてるねぇ~。」
「そこまで腹くくってるんだぁ~。
…………やっぱり…大人だねぇ~」
「ゴールインは、一番最後だと思ってた唯ちゃんが…
実は、一番乗りかぁ~」
「先生の奥さんかぁ~。幸せになるんだよ。」
「でも、唯ちゃんが先生のものって…ちょっと悔しい!」
「あぁ~あ。唯ちゃんっていうオモチャが無くなる~」
めいめい勝手なことを言う四人に
「ちょっ……違うよぅ~。
あの!だから…ねっ。あの…別に結婚するって…いう話しではなくって…
ねっ。いつかしようっていう…約束??……みたいな。
それで、あの…普通のお付き合いと結婚前提っていうのは……
どういう違いがあるのか分からなくて…
先生に、今更聞けないっていうか……」
「あぁ~はいはい。
つまり、婚約したってことだよ!先生はフィアンセ!!」
「えっ‼婚約なんてしてないよ‼
家族だって…先生とお付き合いしてること…知らないもん。」
「でも、二人の間ではそうでしょう?
いつかは結婚しますって…約束したんだよ。
先生は、唯ちゃんのこと…フィアンセって思ってるよ。」
「そうなの?」
「うん!因みに、エッチもしましょうってことだよ!
唯ちゃんどうする~」って意地悪く笑う海晴ちゃん。
えっ‼ホント⁉
…………先生って…フィアンセになるの?
おまけに……エッチもしましょうって…
…………ホント??……
ビックリして見つめる唯を、うんうんって頷く海晴ちゃん。
「そりゃあ、そうだよぅ~
先生の下心見え見え。」って夏苗ちゃんまで加勢してるし…
「まぁ~今時、結婚前提でなくても…しちゃうけどね!」って
梓ちゃんまで笑ってて…
えっ!……ええっ‼………。
焦ってたら
「もぅ~!からかわないの。
三人とも、先生に唯ちゃんを取られそうだからイジワルしてるんだよ。
心配しなくても大丈夫!
先生はそんなつもりじゃあないから、安心して。
……さっきの質問だけどね。
唯ちゃんと付き合う時から真剣で、結婚も頭にあったはずだけど
今回あえて"結婚前提"って言ったのは
"オレにとって最後の恋だよ。ずっと一緒にいるよ"って
唯ちゃんに伝えたかったんだと思うよ。
一昨日直ぐに伝わらなくても…
唯ちゃんのことだから…四人に話すだろうって想像出来たはずだし。
多分、いずれこんな答えが出るって思っただろうから。」
「うわぁ‼遠回り。」
「でも、それくらい想像出来なかったら唯ちゃんと付き合えないよね。
こんなに鈍いんだもん。」
うっ………ひどい…………
「先生らしいねっ。
直接言っても、唯ちゃんの心に届き難いけど…
四人に言われると納得いくしね。」
「大事にしてるよね。」
……先生…ずっと一緒にいてくれるつもりなの?
結婚って…まだピンとこないけど…。
最後の恋っていうのは…唯にも分かる。
それは……唯も同じ気持ちだから。
「最後の恋かぁ~。……唯ちゃん、いいなぁ~」
「私も、今の彼と…そうなるかなぁ?」
「そこまで考えてくれるのって…先生が大人だからかなぁ?」
さっきまであんなにからかってたのが、ウソみたいに
それぞれの恋の行方を、思い描いてる。
「先生が大人っていうより…
それだけ唯ちゃんのことを大切に思ってるんだろうね。」
「純愛だねぇ~」
「広くて…深い愛情。…唯ちゃんがうらやましい。」
はぁ~っ
長いため息と一緒に見つめる四人。
冷やかしとは違う、素直な言葉は…くすぐったい。
もしかしたら…一昨日言われた時よりも
もっと、先生の愛情を感じてるかも。
……………先生、何してるかなぁ?…………
昨日も二人でデートして…ずっと一緒にいたのに…
四人の言葉を聞いたら……先生が恋しくなっちゃった。
「いつの間にそこまで進んでたの?」
「……ってことは…。もう、キスもエッチもしたんだぁ~」
「唯ちゃん、隠し事はダメだよ!」
「ねっ!ねっ!いつ?何処で?」
唯が質問したはずなのに…いつの間にか質問攻め。
「キスもエッチもしていません!
……それより…結婚前提って…どんなこと??」
「まぁまぁ、それを答える為にも…
何故プロポーズに至ったのか、話しなさい。」
「…あのね……。一昨日のデートの時に送ってもらって…」
お父さんのことをいうのは、恥ずかしいし嫌だったんだけど…
ここから話さないと理解してもらえないから…
プロポーズまでの経緯と先生の言葉を伝えたの。
ただし、抱っこしてギュッ…は、恥ずかしいから…内緒だけどね。
「はぁ~。そっかぁ~。
唯ちゃん、愛されてるねぇ~。」
「そこまで腹くくってるんだぁ~。
…………やっぱり…大人だねぇ~」
「ゴールインは、一番最後だと思ってた唯ちゃんが…
実は、一番乗りかぁ~」
「先生の奥さんかぁ~。幸せになるんだよ。」
「でも、唯ちゃんが先生のものって…ちょっと悔しい!」
「あぁ~あ。唯ちゃんっていうオモチャが無くなる~」
めいめい勝手なことを言う四人に
「ちょっ……違うよぅ~。
あの!だから…ねっ。あの…別に結婚するって…いう話しではなくって…
ねっ。いつかしようっていう…約束??……みたいな。
それで、あの…普通のお付き合いと結婚前提っていうのは……
どういう違いがあるのか分からなくて…
先生に、今更聞けないっていうか……」
「あぁ~はいはい。
つまり、婚約したってことだよ!先生はフィアンセ!!」
「えっ‼婚約なんてしてないよ‼
家族だって…先生とお付き合いしてること…知らないもん。」
「でも、二人の間ではそうでしょう?
いつかは結婚しますって…約束したんだよ。
先生は、唯ちゃんのこと…フィアンセって思ってるよ。」
「そうなの?」
「うん!因みに、エッチもしましょうってことだよ!
唯ちゃんどうする~」って意地悪く笑う海晴ちゃん。
えっ‼ホント⁉
…………先生って…フィアンセになるの?
おまけに……エッチもしましょうって…
…………ホント??……
ビックリして見つめる唯を、うんうんって頷く海晴ちゃん。
「そりゃあ、そうだよぅ~
先生の下心見え見え。」って夏苗ちゃんまで加勢してるし…
「まぁ~今時、結婚前提でなくても…しちゃうけどね!」って
梓ちゃんまで笑ってて…
えっ!……ええっ‼………。
焦ってたら
「もぅ~!からかわないの。
三人とも、先生に唯ちゃんを取られそうだからイジワルしてるんだよ。
心配しなくても大丈夫!
先生はそんなつもりじゃあないから、安心して。
……さっきの質問だけどね。
唯ちゃんと付き合う時から真剣で、結婚も頭にあったはずだけど
今回あえて"結婚前提"って言ったのは
"オレにとって最後の恋だよ。ずっと一緒にいるよ"って
唯ちゃんに伝えたかったんだと思うよ。
一昨日直ぐに伝わらなくても…
唯ちゃんのことだから…四人に話すだろうって想像出来たはずだし。
多分、いずれこんな答えが出るって思っただろうから。」
「うわぁ‼遠回り。」
「でも、それくらい想像出来なかったら唯ちゃんと付き合えないよね。
こんなに鈍いんだもん。」
うっ………ひどい…………
「先生らしいねっ。
直接言っても、唯ちゃんの心に届き難いけど…
四人に言われると納得いくしね。」
「大事にしてるよね。」
……先生…ずっと一緒にいてくれるつもりなの?
結婚って…まだピンとこないけど…。
最後の恋っていうのは…唯にも分かる。
それは……唯も同じ気持ちだから。
「最後の恋かぁ~。……唯ちゃん、いいなぁ~」
「私も、今の彼と…そうなるかなぁ?」
「そこまで考えてくれるのって…先生が大人だからかなぁ?」
さっきまであんなにからかってたのが、ウソみたいに
それぞれの恋の行方を、思い描いてる。
「先生が大人っていうより…
それだけ唯ちゃんのことを大切に思ってるんだろうね。」
「純愛だねぇ~」
「広くて…深い愛情。…唯ちゃんがうらやましい。」
はぁ~っ
長いため息と一緒に見つめる四人。
冷やかしとは違う、素直な言葉は…くすぐったい。
もしかしたら…一昨日言われた時よりも
もっと、先生の愛情を感じてるかも。
……………先生、何してるかなぁ?…………
昨日も二人でデートして…ずっと一緒にいたのに…
四人の言葉を聞いたら……先生が恋しくなっちゃった。