キンダーガーテン 二 ~優しい居場所に~
「先生……。」
「なに?」
家まで後少しのところで、車を止めてくれる。
「あの……」
なんて伝えたらいいのか分からず……
シートベルトを外して、先生の肩に頭を預けた。
「うわぁ!!」
一瞬びっくりしたみたいだけど、直ぐにいつもの先生に戻って
後ろから手をまわして、そっと頭を撫でてくれる。
「今はこれで十分。
だから、こうやってギュッてするのは許してね。
オレは唯ちゃんの彼氏だけど、兄ちゃんとか父さんの役目もしてるのかもなぁ~。時々無性に愛しくなって、甘やかせたくなるもんなぁ。
それに、こうやってヨシヨシってしてると下心なく幸せだなぁって思うし。
もしかして…唯ちゃんより愛里ちゃんの方が女を感じるのかな?
唯ちゃんといたら時々我が子を育ててる気になるし………」
「ええっ!!」
唇を尖らせて抗議する唯に
「拗ねるくらいなら、もうちょっとスピードアップして育ってね。」
からかいながらもう少し先生の方に引き寄せた。
先生に体重を預けたら、もう少し強く抱きしめられた。
う~ん、幸せ。
あれっ?先生、汗の匂いがしない。
それに…良い香り。
……もしかして…シャワー済ませた?
……………………………………。
キャー!!
唯って仕事帰りで汗臭いのに⁉
恥ずかし~。
逃げようとしたら、ギュッとされて
「何?」って睨まれた。
「あっ…あのね。仕事帰りで汗臭いから………」
「な~んだ!」って笑って
……………髪にフワッと何かが触れた。
わぁっ!!キス。
髪にキスした………………………。
ボンって音がしそうなくらい、赤くなった顔を押さえたら
また、さっきみたいに頭を撫でられて
「さぁ~帰ろうかぁ~」って
何事もなかったように、話しかけられ
おもちゃみたいに、ただただ首を振る唯を笑って
「おやすみ」って、帰って行った。
…………………………………………。
あぁ~びっくりしたぁ~。
キスは待つって言ってたよね??
髪は良いの??
唇のキスじゃないから??
娘にするようなキスだよね?
親愛のキスだよね??
うん、そう!!……下心なんてなかったもん。
ドキドキする胸を静めるために
自分への言い訳をいっぱいした。
もう少しで夏休み。
今年は彼氏としての先生と、いっぱい過ごせる。
楽しみもいっぱいだけど……ちょっと不安になっちゃった。
"待つよ"って言ってくれたんだもん。
…………………大丈夫だよね?…………。
「なに?」
家まで後少しのところで、車を止めてくれる。
「あの……」
なんて伝えたらいいのか分からず……
シートベルトを外して、先生の肩に頭を預けた。
「うわぁ!!」
一瞬びっくりしたみたいだけど、直ぐにいつもの先生に戻って
後ろから手をまわして、そっと頭を撫でてくれる。
「今はこれで十分。
だから、こうやってギュッてするのは許してね。
オレは唯ちゃんの彼氏だけど、兄ちゃんとか父さんの役目もしてるのかもなぁ~。時々無性に愛しくなって、甘やかせたくなるもんなぁ。
それに、こうやってヨシヨシってしてると下心なく幸せだなぁって思うし。
もしかして…唯ちゃんより愛里ちゃんの方が女を感じるのかな?
唯ちゃんといたら時々我が子を育ててる気になるし………」
「ええっ!!」
唇を尖らせて抗議する唯に
「拗ねるくらいなら、もうちょっとスピードアップして育ってね。」
からかいながらもう少し先生の方に引き寄せた。
先生に体重を預けたら、もう少し強く抱きしめられた。
う~ん、幸せ。
あれっ?先生、汗の匂いがしない。
それに…良い香り。
……もしかして…シャワー済ませた?
……………………………………。
キャー!!
唯って仕事帰りで汗臭いのに⁉
恥ずかし~。
逃げようとしたら、ギュッとされて
「何?」って睨まれた。
「あっ…あのね。仕事帰りで汗臭いから………」
「な~んだ!」って笑って
……………髪にフワッと何かが触れた。
わぁっ!!キス。
髪にキスした………………………。
ボンって音がしそうなくらい、赤くなった顔を押さえたら
また、さっきみたいに頭を撫でられて
「さぁ~帰ろうかぁ~」って
何事もなかったように、話しかけられ
おもちゃみたいに、ただただ首を振る唯を笑って
「おやすみ」って、帰って行った。
…………………………………………。
あぁ~びっくりしたぁ~。
キスは待つって言ってたよね??
髪は良いの??
唇のキスじゃないから??
娘にするようなキスだよね?
親愛のキスだよね??
うん、そう!!……下心なんてなかったもん。
ドキドキする胸を静めるために
自分への言い訳をいっぱいした。
もう少しで夏休み。
今年は彼氏としての先生と、いっぱい過ごせる。
楽しみもいっぱいだけど……ちょっと不安になっちゃった。
"待つよ"って言ってくれたんだもん。
…………………大丈夫だよね?…………。