キンダーガーテン 二 ~優しい居場所に~
「ねぇ~唯ちゃん。
少しお金がかかっても良いから…お鍋とか調理器具も揃えよう。
今みたいに
ご飯を作る度に、唯ちゃんの家から
持って来るのも大変だもんね!
オレが買っておこうかとも思ったんだけど…
使う人が選んだ方が、良いでしょ?」
「だったら…包丁とまな板。フライパンにザルにボール。
他には…
お玉に鍋つかみ。……後は……」
「鍋つかみって…あのグローブみたいなの?
あれって…鍋を持つから??」
「う~ん。それもあるけど…先生の大好きなグラタンを
取り出す時にも使うよ。
あれがあると、今度からお家でも食べれるかな?」
「あっ!だったら、いるいる!!
買おう!何個いる?」
「ウフッ…子供みたい。
でも、ホントに色々要るよ?大丈夫??
先生のお家って…小さい鍋と菜箸くらいだから…
炊飯器もなかったけど…ご飯食べてた?」
「もちろん!鍋一つあったらお湯も沸くし
ラーメンも作れるし…問題ないよ。
後は、ご飯も弁当もチン!っていわせれば出来上がり。
今なんて、コンビニに行かなくても
可愛い彼女に作ってもらったおかずやご飯を
冷凍しておいて、チンして食べてるからね。
バランスだってバッチリだもん。」
「信じられない。
男の一人暮らしって…そんな食生活なの??
先生なんて、普段何でも出来るから
そうはいっても…作るのかな?って思ってたのに。
先生、ちょっとはお料理が出来た方が良くない?
唯と一緒に作る?
今時の男子は、料理が出来た方がモテるよ!」
「大丈夫!モテる必要ないもん。
それにオレが出来なくても、未来の奥さんが
美味しい料理を作ってくれるしね。
オレは、作りやすい環境を整えたら良いの。」
未来の奥さん………
キャー、恥ずかしい
赤くなる顔を隠してたら
「可愛い反応。」って笑われた。
どんなに、からかわれても…
口元が孤を描いちゃう。
"奥さん"って言葉も嬉しいけど…
それよりもっと嬉しいのは…
さりげないけど…唯の居場所を作ってくれること。
その気持ちが……とっても嬉しいの。
「先生……ありがとう。」
唯の気持ちなんてお見通しの先生は
それだけで、ちゃんと理解してくれる。
少しお金がかかっても良いから…お鍋とか調理器具も揃えよう。
今みたいに
ご飯を作る度に、唯ちゃんの家から
持って来るのも大変だもんね!
オレが買っておこうかとも思ったんだけど…
使う人が選んだ方が、良いでしょ?」
「だったら…包丁とまな板。フライパンにザルにボール。
他には…
お玉に鍋つかみ。……後は……」
「鍋つかみって…あのグローブみたいなの?
あれって…鍋を持つから??」
「う~ん。それもあるけど…先生の大好きなグラタンを
取り出す時にも使うよ。
あれがあると、今度からお家でも食べれるかな?」
「あっ!だったら、いるいる!!
買おう!何個いる?」
「ウフッ…子供みたい。
でも、ホントに色々要るよ?大丈夫??
先生のお家って…小さい鍋と菜箸くらいだから…
炊飯器もなかったけど…ご飯食べてた?」
「もちろん!鍋一つあったらお湯も沸くし
ラーメンも作れるし…問題ないよ。
後は、ご飯も弁当もチン!っていわせれば出来上がり。
今なんて、コンビニに行かなくても
可愛い彼女に作ってもらったおかずやご飯を
冷凍しておいて、チンして食べてるからね。
バランスだってバッチリだもん。」
「信じられない。
男の一人暮らしって…そんな食生活なの??
先生なんて、普段何でも出来るから
そうはいっても…作るのかな?って思ってたのに。
先生、ちょっとはお料理が出来た方が良くない?
唯と一緒に作る?
今時の男子は、料理が出来た方がモテるよ!」
「大丈夫!モテる必要ないもん。
それにオレが出来なくても、未来の奥さんが
美味しい料理を作ってくれるしね。
オレは、作りやすい環境を整えたら良いの。」
未来の奥さん………
キャー、恥ずかしい
赤くなる顔を隠してたら
「可愛い反応。」って笑われた。
どんなに、からかわれても…
口元が孤を描いちゃう。
"奥さん"って言葉も嬉しいけど…
それよりもっと嬉しいのは…
さりげないけど…唯の居場所を作ってくれること。
その気持ちが……とっても嬉しいの。
「先生……ありがとう。」
唯の気持ちなんてお見通しの先生は
それだけで、ちゃんと理解してくれる。