夜空

帰りは篠川くんが送ってくれた…
帰り道篠川くんは自分のことを楽しそうに話してた…
でも一向にお互いに下の名前で呼ぼうとしない…篠川くんや琴宮さん感じだった。
家に着くと…
「じゃあね！篠川くん！送ってくれてありがとう！」
「またな！雫…！」
「うん！またね！ 光くん！」
私の家の前で初めて下の名前で呼んだのだった…
家に入るとお母さんたちが見てたらしく…
彼氏が出来たの！？やら、お父さんは認めないなど…くだらない会話があった…
でも、一つお母さんは言った…
「しーちゃん…付き合って後悔しない？彼氏くんには言ったの？」って…
それはわからないよ、言ってないに決まってると、返事をした。
お母さんたちはにっこり微笑み
「そう…でもけしてあなたは彼とずっと付き合えるわけではないのよ…別れを告げなきゃいけないときがきっとあるわ。そのときはしっかりと別れを告げなさいね…しーちゃんが家族以外に言わないって決めたんでしょ？」
そう…私が決めた…
だから光くんと付き合った…
光くんは恋愛感情が芽生えてるが、
私は…その反対…
全く光くんに対して恋愛感情なんて芽生えてない。
それは私が後で後悔しないための選択…