ねぇ、君と恋がしたい。
Episode1▷Momona
「はい、それでは早速、遠足の班を決めたいと思います。
ひと班4人です。決まったら、班長は紙を取りに来てねー」
先生の声がクラスに響く。
ウキウキしている顔、クラスにか不安そうな顔、興味無さそうな顔、
それぞれ違った顔が新しいクラスに馴染もうと必死である。
そしてクラスの関係性が決まる一大イベント、「遠足」がこれから始まるのだ。
4月、何もかもはじめてであまりクラスのカーストですら決まっていない。
探り探りの毎日だ。
しかし、この「遠足」の1日だけで大体の関係性が決まってしまう。
はぁ、遠足かぁ、
友達できるかなぁ。でも、砂菜と同じクラスでよかった。誰も知ってる人がいないクラスだったらと、クラス替えの日は心配であまり眠れなかったんだよね。
でも、砂菜と同じでホントに嬉しかったなぁ。
遠足も砂菜と同じがいいんだけどな...
という期待を込めた目線を斜め後ろの席にいる砂菜に送るとニコッと微笑んだ。
渡辺くんと砂菜がじゃれてる笑
ほんと仲良いな!!
私もあんな風に心を許せる相手が砂菜意外に出来たらいいんだけど...
「え、佐野が?まぁ別にいいけど。桃菜もいるけどいい?」
「いいいい!!全然いい!!」
あっ、と気づいたように砂菜が私を見た。
「桃菜は大丈夫?」
「大丈夫だよ!!なんか楽しそうな2人だね」
砂菜と佐野くんと渡辺くんと一緒に遠足行けるのかぁ〜
楽しみだな!!なんかすっごい楽しくなりそう!!
「ねぇ、広大!遠足ってどこ行くの?私聞いてなかったわ」
「あ...知らねぇ...」
砂菜...渡辺くん...ちゃんと聞いておきなよ...
遠足は、バーベキューだよ...
心の中でつっこんだことを口に出そうと二人を見ると、隣の佐野くんが視界に入った。
な、なんか、体調わるいのかな…
ぼうっとしてるし、
この二人の会話聞いててもツッコミ入れないし…
「佐野くん大丈夫?もしかして体調悪いの?」
ひと班4人です。決まったら、班長は紙を取りに来てねー」
先生の声がクラスに響く。
ウキウキしている顔、クラスにか不安そうな顔、興味無さそうな顔、
それぞれ違った顔が新しいクラスに馴染もうと必死である。
そしてクラスの関係性が決まる一大イベント、「遠足」がこれから始まるのだ。
4月、何もかもはじめてであまりクラスのカーストですら決まっていない。
探り探りの毎日だ。
しかし、この「遠足」の1日だけで大体の関係性が決まってしまう。
はぁ、遠足かぁ、
友達できるかなぁ。でも、砂菜と同じクラスでよかった。誰も知ってる人がいないクラスだったらと、クラス替えの日は心配であまり眠れなかったんだよね。
でも、砂菜と同じでホントに嬉しかったなぁ。
遠足も砂菜と同じがいいんだけどな...
という期待を込めた目線を斜め後ろの席にいる砂菜に送るとニコッと微笑んだ。
渡辺くんと砂菜がじゃれてる笑
ほんと仲良いな!!
私もあんな風に心を許せる相手が砂菜意外に出来たらいいんだけど...
「え、佐野が?まぁ別にいいけど。桃菜もいるけどいい?」
「いいいい!!全然いい!!」
あっ、と気づいたように砂菜が私を見た。
「桃菜は大丈夫?」
「大丈夫だよ!!なんか楽しそうな2人だね」
砂菜と佐野くんと渡辺くんと一緒に遠足行けるのかぁ〜
楽しみだな!!なんかすっごい楽しくなりそう!!
「ねぇ、広大!遠足ってどこ行くの?私聞いてなかったわ」
「あ...知らねぇ...」
砂菜...渡辺くん...ちゃんと聞いておきなよ...
遠足は、バーベキューだよ...
心の中でつっこんだことを口に出そうと二人を見ると、隣の佐野くんが視界に入った。
な、なんか、体調わるいのかな…
ぼうっとしてるし、
この二人の会話聞いててもツッコミ入れないし…
「佐野くん大丈夫?もしかして体調悪いの?」