いじわるなあなたに恋しました！
近くで見るとより一層イケメンで、
近くまで来てここからでも透き通るようなキレイな肌だと分かった。


一目惚れだった。これほどきれいな人いたんだって。
｢イケメンがあまり好きじゃない｣はてっかいしたい。


｢じゃま｣

でもイケメンから発せられたその言葉により私は勘違いだって思った。

一瞬誰に言ったのか分からなかった

｢え、？｣

｢だから、じゃま。そこ通る｣

そこでやっと私は我に返る。ドアの真ん中にいて本当に言葉通りじゃまだった。

｢ごっごめんなさい｣

そう言ってその場からどくと

目も合わせず廊下を歩いて行った。


自分たちの教室に戻ると美星が

｢ほら！めっちゃかっこよかったでしょ！｣

と張り切っていう。

｢まぁ、
一目惚れは勘違いみたい、あんな感じ悪いなんて、｣

｢感じ悪くてもイケメンはイケメンなの～ってえ！？彩衣菜一目惚れしたの！？｣

｢うん、でも勘違い。｣
かっこいいのはかっこいいけど、と心の中で付け足す。

｢でもプリント拾ってたじゃん！｣

｢それはそうだけどー｣




そうして色々なことを終えて高校生活1日目は終わった。
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