風の贈り物
 意識を取り戻した舜、隣にいた小笠原祐輔が気づきすぐにナースコールをする。
 すぐに医師と看護師が駆け付け小野寺の診察をしてくる。
 小野寺舜搬送された病院は小淵沢中央病院、小淵沢中央病院の医院長長間進はこの時期病院のそばに大きな畑ひまわりを栽培している。この時期吹く季節風のカナディアンの風は病院内にまでひまわりの香りを漂わせる。病院院長がひまわりを栽培する理由はひまわりが元気いっぱい太陽に向かって咲いていることから患者へエールを込めて元気になってもらいたくなる一心で栽培している。
 舜が目を覚ましてしばらくすると舜の両親がやって来て看護師から倒れたのは何が原因か聞いてくるが、今、調べていると頃で結果が出てき次第お知らせしますとつたえられる。
 両親が見舞いにきたその日、監督のグレス・
ミラーとキャプテンの北川八瑠樹そして親友の小笠原祐輔がやって来くる。
 笑い話で盛り上る四人、ナースコールで夕食の知らせが来ると舜が監督のグレス、北川、祐輔に明日検査結果がつたえられることを知らせる。次の日担当医の小林誠から診察結果を言い渡される、診断結果は白血病。その後、特別室に移される、そこで担当看護師の清水かおりを紹介される。
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