風の贈り物
6章 ピノキオ社長のいつかのメリークリスマス
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ある春の日、
わたしは道でスマートフォンを拾った
交番に届けようか迷っていた所
スマートフォンの持ち主だと言う男性から電話がかかってきた
「今駅にいるんですけど、届けてもらえませんか」
大事なものを届けに駅へ向かった
「今公衆電話から電話をかけているのです。
あなたは今、どこにいますか?」
おかしい
おかしいよ
だって公衆電話の中に
人なんて誰もいない
☆
ひょんなことから3年後の未来で暮らす男性と知り合った心
無事に彼の持ち主であるスマートフォンを返すため連絡を取り合うふたり
だけど……
「3年後、君は僕の世界にいないよ」
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プロのテニスプレーヤーとして世界で活躍していた澤田駿。
スランプに陥り勝てなくなった彼は休養帰国を余儀なくされた。
人知れず帰国した彼を迎えたのは学生時代からの旧友である
三木真里(まさと)と糸居幸治だった。
二人の計らいで休養期間を地方都市で過すことになった澤田は
彼の地で再会した懐かしい人物から思いがけない提案をされ・・・
大人の恋をテーマに書いた一篇です。