風の贈り物

　現代、星空先生確か旦那さん会社の上司でしたよね、月泉雫が訪ねてくる。そして、再び話は過去に戻る、朝子が湾岸出版社5社合同の文学賞と入選に落選して数週間がたっていた。
　この日、朝子は久しぶりに恋人の森川和彦と親友の久岡ゆかりに会う予定である、数日前朝子は突然気分が悪くなりつわりの感じかしたので妊娠検査薬で調べ陽性反応その後、産婦人科で調べ妊娠している事がわかった。小淵沢町にあるくすの木通りそこにあるカフェルージュで待ち合わせることになっている。
　カフェルージュのオーナー朝宮布美みんなからはフミタンと呼ばれている、朝子とゆかりと布美は同級生でなかが良く朝子の妊娠はすでに知っていた。朝子が店内に入って来て布美と目が合うとお互い手を振りあい笑顔になりお互い目が輝いている布美かいらっしゃいと声かけた後おめでとうと祝福の言葉をかけてくる。
　しばらくするとゆかりが入って来て朝子から妊娠の報告を受けるゆかりは笑みを浮かべ友人の朝子を抱きしめおめでとう、朝子はなかがいい友人二人に祝福され幸せを感じているところである。和彦が来るまでまだ時間があるので朝子とゆかりは昔話をしながら時間を潰している
そこに和彦がやって来て、ゆかりが和彦に席を譲りカウンターで布美と成り行きを見守ることになった。