君の隣で眠りたいーー
「美心??大丈夫?


美心??」



ビクッ。


触れる度に、美心の体が震えた。



大きな瞳から、溢れる涙。



拭っても拭っても溢れる涙。


「青くん…………私ッ」



グラリ、とぐらつく体。


「美心!!」


気を失う美心の体を抱き締めた。


美心ーーーー。



ッッ!!!



「廉………お前が連れ出したかったのは、こう言うことか?



俺らが来なかったら、何してた?」


青が、美心ちゃんを抱き締めてる。

気を失った美心ちゃんを、青は抱き締めた。



手が、震えてる。


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