君の隣で眠りたいーー
「雷くん、青くんの所に帰りたいーー」


君の泣きそうな声が聞こえた。


トイレの近く、死角になっていたその場所に廉と、美心がいた。



「やぁーー 雷くん、青くん助けて!!」



廉に腕を抑えられ、泣いてる美心が俺達を呼ぶ。


迫る廉の唇が、泣いてる美心に触れそうになる。



「「なにしてんだよ!!」」



 ほぼ同時に叫んだその声に、美心を見た。



泣いてる美心。


駆け寄れば安心したように、見ている美心。

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