君の隣で眠りたいーー
ドアはバタン、と倒れた。


ベットにいる結城を睨んだ。


美心の姿が見えた。


「美心ッ」


髪はぼさぼさ。破かれたワイシャツ……

白い肌を促し、乱れた制服を着た美心がいた。


スカートは捲れ上がっている。


美心は俺の姿を見つけると、ポロリ、と涙を流す。


「青………くん。やだぁ、見ないで‼」


君が、声を枯らして泣き叫ぶ。



俺は、君に駆け寄ろうと1歩踏み出すと……



「おっと、わりいね~少し遊ばせて貰ったよ。


彼女可愛いから。

だけどまだしてないからさあ」



そう言い美心の体に触れる奴は、ニヤリ、と笑う。


触るなよ。


泣かすなよ。


「美心、今すぐ助けるからな」



「はあ?何言ってーーあれ?どこ言ったアイツ」


側で青くんが囁く。

それが優しい。

だけど気づいたら彼は居なかった。


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