君の隣で眠りたいーー
君の体温が、近くにある。


さっきまで血の通わない私の体が、熱を持つ。

「青くん…………私。


ごめんなさい。

離れてごめんなさい。

手を離してごめんなさい」


私が貴方の手を離したから、私はこうなった。


「だからね、青くんのせいじゃないよ。

泣かないでーーー。」


泣かないで、青くん。


青くんの目から流れる涙を拭った。


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