君の隣で眠りたいーー
「おやおや~雷くんもしかして、ヤキモチ?」



言い当てられて、思わず本当思わずーー



バシッーー



廉を殴っていた。


「いてーな、雷!!」


俺らには普通のやり取りも、美心の肩がわずかに上がった。



ビックリした様に、目を見開く美心。



「雷、廉。


美心の前であんま騒ぐな」



「………真也が、喋った」



ずっと黙っていた真也が、喋った。



比較的、真也は口数が少ない。


いつも、二言ぐらいしか喋らない真也が。



「俺だって喋るよ。

なんだと思ってんの?」


軽く睨み付け、そっぽを向く真也。



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