君の隣で眠りたいーー
あれ?何も言われない。


なにか言われるかと。


「美心、今日から倉庫でずっと暮らそう。


美心が、ちゃんと寝れる日まで一緒にいるよ」



私が、寝れる日までーー



「うん、ずっと側に居てね」


その言葉に嘘はない。


ずっと側に居て欲しい。


「雷くん、よろしくお願いします」



「かしこまるな、部屋は客間室は狭いし特別室を用意させるから使え」


ニコリ、と笑う美心がいた。

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