君の隣で眠りたいーー

君の居場所はちゃんとある

「居場所なら、ある。

ここを美心の居場所にすればいい。


美心の、大切な場所にすればいい」


雷くんはいつも、私に優しさをくれる。


それに、いつも私に人の優しさを教えてくれる。


「私はいつも、雷くんを尊敬してるよ。


雷くんを慕う人の気持ちが、私は分かるよ。


これからも、仲良くしてね」


君が、雷に笑いかけるのが嫌だ。



なんて、言えないけど。


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