君の隣で眠りたいーー
部屋に戻れば、君が、起き上がり呆然としてた。



「美心??

どうしたーーー?」


「ーーーッッ」



赤い充血した目、疲れきった表情の美心。


「どうして、寝れないの。


どうしても、寝れないの。」





「雷の隣では寝るのにーーーー?」


言いたくなかった。


気になることを、聞いただけ。


だけどーーーー


溢れる涙にハッ、とした。


だけどもう遅い。


「美心!!」





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