人色-hitoiro-


茜「おはよう。伊織。
後、九条くんも。」

伊織「茜、おはよう!」

京夜「ああ、雪村も同じ
大学なんだっけ?」

茜「九条くんは興味
ないだろうけど、この大学
一応、私の志望校だからね。」

京夜「あっそ。」

メットをバイクにかけ
2人の横を通り過ぎる。

京夜「伊織、あんまり雪村に
迷惑かけるなよ。」

伊織「うん、分かってる。
バイク乗せてくれてありがとう。」

笑顔で手を振る伊織の
頭を撫でると
俺はいつも通り1人で
講義室へと向かった。
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