人色-hitoiro-

京夜「今日は待ってやるか。」

そんな伊織を安心させたくて。
これ以上、寂しい想いを
させたくなくて
勉強道具を片付け
俺は下駄箱へと向かう。

男「この間はどうも。九条 京夜くん。」

食堂で木崎の事をからかっていた
不良が俺を睨んだ。

男「ヒーローはいいね。
皆の人気者で。
おかけでこっちは悪人だよ。」

京夜「俺、あんた等と
話してる暇ないから。
今日は大事な約束がある。」
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