人色-hitoiro-


華純「‥よかった‥。」

京夜「木崎の方こそ平気なの?」

華純「慣れない事は
するもんじゃないね。
‥腰抜けちゃった‥。」

京夜「ははは。‥ほら。」

華純「え?」

京夜「おんぶ。家まで送るよ。」

目の前で起きた光景に
嬉しくなった俺は
伊織との約束なんて
すっかり忘れ‥俺の事を
全力で守ろうとしてくれた
木崎を背中に乗せ大学を出た。
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