人色-hitoiro-

奏「もしも、楓がよかったら
俺達、友達に戻れないかな?」

楓「何よそれ。」

奏「虫が良すぎるのは分かってる。
でも俺は、せめて楓とおはようくらいは
言い合える関係になりたいと思ってるよ。」

楓「彼女がそう言ってた?」

奏「え?」

楓はほんの少し笑ったのち俺に尋ねた、

楓「どうしちゃったの?
今まで私の同意なんて求めなかったくせに
急にそんな事言い出して。」
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