人色-hitoiro-
京夜「おい、やめろよ!
伊織が嫌がってるだろ!!」
後、数センチの所で
止めに入る九条くん。
奏「九条くんには
関係ないと思うけど。」
京夜「伊織は俺の幼馴染だ。」
奏「だから?」
京夜「伊織を傷付ける奴は
俺が許さない。
伊織の事は俺が守る。」
これは計算なのかな?
それとも天然?
天然だとしたら本当に
嫌味な人だな。
奏「じゃあさ、今度の日曜日。
4人でどこかへ出かけようよ。」
京夜「は?」
奏「伊織ちゃんに
付きまとわない交換条件。」
九条くんは一瞬目をそらし
木崎さんを見ると頷いた。
京夜「‥‥分かった。」
伊織ちゃんと俺を引き離し
木崎さんの元へ戻ると笑いながら
その場を離れていった。