人色-hitoiro-

伊織ちゃんは悲しそうな顔のまま
俺に問いかける。

伊織「阿久津くんは信じないの?」

奏「信じるって何を?」

伊織「好きな人がいつか
自分の事を好きになる。
そう信じて頑張ってみようって
そうゆう風には思わないの?
運命はあるのかもしれないって
そう信じないの?」

俺は昔から人の目を見て話せない。
目を合わせてしまうと心を
見透かされてるようですごく怖くなる。
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