人色-hitoiro-

京夜「うん、そっか。」

少し微笑んでまた川を見つめる
京夜の横顔がひどく寂しそうだった。

伊織「京夜‥‥どうかした?」

京夜「何が?」

伊織「寂しそうに見えたから。」

月が映る水面を見つめながら
小さな声で京夜が呟く。

京夜「‥今日は1人になりたくない‥。」
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