人色-hitoiro-

奏「伊織ちゃん、ごめん。
家まで来てくれないかな?」

伊織「え?」

奏「歩いて3分くらいだから。」

阿久津くんは迷う事なく
その女の人を抱き抱えると
スタスタと歩き始める。

言われるがまま着いて行くと
阿久津くんは高層マンションの
一室へと入って行った。
リビングのソファの上に
その人を優しく眠らせた。
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