人色-hitoiro-

奏「本当、俺。
何でこんな所まで
来てるんだろう。」

伊織「‥昨日、怒ってたから
来てくれないと思ってた‥。」

奏「何で俺が昨日怒ってたか分かる?」

私が首を振ると阿久津くんは
ゆっくりと私に近付いてくる。

奏「本当は俺の事が気になってるくせに
九条くんの事が好きだって
伊織ちゃんが意地になってるからだよ。」

伊織「そんな事ない!私は‥」
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