人色-hitoiro-
伊織「もっと前に出来る事は
あったはずなのに。
もっと早く戦っておけばよかったのに。
私はずっと逃げる事を選んでた。
自分だけは特別だなんてどうして
思えたのか今は分からない。」
阿久津くんはあの日のように
私に向かってボールを投げる。
京夜との間に溝が出来たあの日のように。
奏「伊織ちゃんの言う通り
ボールを打たなければシュートを
決めらない自分。弱い自分。
役に立たない自分。そうゆうの
知らなくて済むけどさ
シュートが決まる事もないよ。
だから、打ってみればいいんじゃない?」