人色-hitoiro-
祖母「クリスマスの朝に早起きして
プレゼントを開けていた頃の
あんたみたいにこの瞬間が楽しくて
仕方がない。ワクワクしてる。
そんな風に笑っていたよ。」
俺はそんな風に思った事なんて
1度もないのに、ばあちゃんは
本当に楽しそうに話していた。
元気がないなんて
嘘だったかのように
笑ってたんだ。
京夜「今度、伊織も連れてくるよ。」
病院を出た俺は
家に帰りたくなくて
涼介の家へと向かった。