人色-hitoiro-
京夜「あったりまえだろ!
お前がいなくなったって聞いて俺· · ·」

京夜は言葉を飲み込むと
小さなため息をついた。

京夜「阿久津と涼介が心配してる。」

伊織「うん。」

ああ、何でかな。
こんなにも京夜は近いのに
すっごく遠くて。

ここから見る景色よりも
遠くにいる気がして
私はただ頷く事しか出来なかった。
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