人色-hitoiro-

奏「もしかして、俺の事
慰めてくれてる?」

加々美くんは2人を
ボーッと見つめながら小さく笑った。

涼介「‥落ち込んでるんだ、俺も。」

奏「何で、加々美くんが?」

涼介「おばさんにいおが
いなくなったって聞いて
俺、めちゃくちゃ心配したんだ。
変な奴にさらわれたんじゃないかとか
嫌な想像ばかりで、早くいおを
探し出さなきゃって思うのに
俺は、何も知らなかった。
いおの行きそうな場所なんて
分からなくて‥‥でも京夜は
真っ先にここへ来た。」
< 383 / 746 >

この作品をシェア

pagetop