人色-hitoiro-

木崎は遠慮がちに俯く。

華純「ここにいない方が
いいと思います。
私といると九条くんまで
変な噂立てられますから。」

京夜「そうゆうの気にしないから。」

華純「でも、私、地味だし
九条くんの評判を下げて
迷惑かけるのは嫌なので。」

京夜「大丈夫だよ、木崎。
木崎は地味じゃないから。」

木崎の事はこの大学に
入学した頃から知っていた。
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