人色-hitoiro-

涼介「いおと阿久津くんが帰ってる時
俺が、彼氏出来たのか?って
声かけた日の事、覚えてる?」

伊織「もちろん覚えてるよ。
涼ちゃんがそんな事聞くの
何か変だなって思ったから。」

涼介「阿久津くんを見た時に
やばい!俺のポジションが
奪われる!って思ったんだよね。」

伊織「涼ちゃんのポジション?」

涼介「中学まで俺たちは3人は
何をやるにも一緒でさ。
でも俺が別の高校に行き始めてから
なんとなく疎外感みたいなものを感じて
それでも変わらず京夜といおは
2人ぼっちだったから安心してたけど
阿久津くんが現れた時
ついに俺のポジションは
俺のものじゃなくなるんだって思った。」
< 414 / 746 >

この作品をシェア

pagetop