人色-hitoiro-

九条くんは俺の隣に座ると
やっぱり自分勝手に話し始めた。

京夜「俺は伊織が染まる事が
どうしても許せなかった。」

奏「また、その話かよ。」

京夜「成長するたびに
伊織はどんどんと染まっていった。
特にこの大学へ通い始めてからは
後戻り出来ないほど色を付けた。
その原因は分かってる。」

奏「俺のせいだって言いたいの?」
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