人色-hitoiro-
奏「俺には九条くんの
考えが理解出来ない。」
京夜「本当に分からない?
今の阿久津になら分かるはずだ。」
阿久津はため息をつき
そして小さく微笑んだ。
奏「傍観者になりたかったんだね。」
その言葉を聞いた俺は嬉しくなった。
奏「限りなく白に近いグレーな
君は背負いきれなかったんだね。
だから、真っ黒な俺が
必要だったんでしょ?」
やっぱり阿久津は俺の一番の理解者だ。
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