人色-hitoiro-
伊織「でも、阿久津くんは
私の事を分かってくれた。
理解できなくてもそうじゃなくても
私が一番、辛い時寂しい時
分かってもらえなくて苦しい時
そばにいてくれたのは阿久津くんだった。
‥好きにならない訳ないよ。
だって、そんな人には
なかなか出会えないもん。」
分かってるよ、ちゃんと。
伊織が九条くんの代わりに
阿久津くんと付き合っただなんて
初めから思ってない。
でも、私は悲しかったんだ。