人色-hitoiro-
茜「うん、そっか。
伊織が幸せそうでよかったよ。」
伊織「ごめんね、茜。私· · ·」
茜「はいはい。謝るの禁止!
私は心の底から伊織の
幸せを願ってるんだから!」
伊織はほんの少しだけ
曇った表情を浮かべた。
伊織「本当は分からない。
まだ京夜の顔を見ると
気持ちが戻っちゃいそうで
怖くて会えないんだ。
ダメだね、やっぱり。
阿久津くんをまた不安に
させちゃうのにね。」
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