人色-hitoiro-
~京夜side~
久しぶりに時間が合った
俺たちは街へと出掛けた。
すごく新鮮だった。
夕方の街をウインドウ
ショッピングした事など
なかったから。
何を買う訳でもないけど
手を繋ぎながら街を歩く事の方が
意味のある事のように思えた。
華純「見て!京ちゃん。
あれ可愛い!」
綺麗なネックレスを可愛いと言う
木崎もやっぱり女の子なんだなと思った。
京夜「いつか買ってやるよ。」
華純「そうゆうつもりで
言った訳じゃないから!」
京夜「うん。知ってる。
でも、今度の誕生日プレゼントの
参考にするよ。」