人色-hitoiro-

高校1年生のあの日がなければ
京夜は今でも孤独を知らず
幸せな日々を
送っていたのかもしれない。

2年前のバスケットボールの
秋季大会の決勝戦の日。
京夜は学園のエースだった。

この日も沢山の人が見に来てて
企業のスカウトの人も沢山いて
京夜はいつも通り大活躍だった。

夢中になって応援していた
私のポケットの中の携帯が震える。
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