人色-hitoiro-

伊織「何で‥いなくなったの?」

俺の目の前にいる伊織は
どうしようもなく真っ白だった。
その眩しさに目が眩みそうになる。

伊織は本当にデリカシーがない。
話したくもない事を
根掘り葉掘り聞いてくる。

京夜「俺はずっと‥つらい。
その3文字が言えなかった。」

だから、俺は話してしまう。
伊織にだけは弱い自分を見せられる。
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