人色-hitoiro-

華純「違います。
私は本当に椎名さんが
京ちゃんの事、心配してたから· · ·」

奏「だったら、ちょっとは
自分で何とかしようとしてみろよ!
必死になって探して
九条くんに泣いて縋りつけよ!
もしも、俺と伊織ちゃんが
別れる事になったら· · ·
全部、あんたのせいだから。」

木崎さんは何も答えず
砂浜に座る2人をじっと見つめていた。

分かってる、そんな事。
木崎さんのせいなんかじゃない。
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