人色-hitoiro-
その先の言葉を
続けられずにいると
京夜は笑っていた。
京夜「涼介の言う通りだった。
もっと早く俺は伊織の前から
いなくなるべきだった。
でも、伊織は許してくれない。
俺がいなくなる事を絶対に許さない。」
涼介「勘違いしてる。
俺はお前にこの世からいなくなれなんて
言ってない!‥何で‥自殺なんて‥‥」
京夜「知ってるか?涼介。
この世界の俺はさ、伊織と涼介が
いない場所では生きられないんだよ。
伊織の前からいなくなる。
つまり、それは死を意味するんだ。」