人色-hitoiro-

掴んでいた俺の胸倉を離すと
前を歩いている雪村さんを
伊織ちゃんは追いかけて行く。

楓「奏、おはよう。
何?何?修羅場?
ったく奏も隅に置けないな。」

高校の同級生だった
楓とはもう3年の付き合いになる。

奏「おはよう。」

楓「今日の帰りホテルでもどう?」

奏「‥今日は‥やめとこうかな。」
< 60 / 746 >

この作品をシェア

pagetop