人色-hitoiro-

今の私は阿久津くんの事しか
考えられないよ。

そんな事を考えていると
どうしても阿久津くんに伝えたくて
電話じゃなくて直接伝えたくて
無性に会いたくなった。

伊織「ごめん、京夜。
阿久津くんの所へ行ってくる!」

京夜「ちょっと待って、伊織!
もう電車が‥‥」

引き留める京夜の声なんて
聞こえなくて私は走った。
< 606 / 746 >

この作品をシェア

pagetop