人色-hitoiro-

こんなにも俺を想ってくれている
木崎の事を今から傷付けると思うと
先の言葉を言うのが嫌になったけど
でも、俺はもう決めたんだ。

木崎に恨まれようが蔑まれようが
本当の気持ちを伝えるって。

京夜「でもね、木崎。
消えないんだよ、ずっと。
胸の中から消えてくれない。」

華純「え?」

京夜「これ、見て。」

俺は携帯を取り出すと木崎に手渡す。
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