人色-hitoiro-

伊織「阿久津くんって意外と
ロマンチストだよね。
何か、少女漫画に出てきそう。」

そう言いながらも俺の胸に
すっぽりと収まった。

奏「俺にとってのヒロインは
伊織ちゃんしかいないから。」

伊織「ほら、やっぱり。
少女漫画のモテ男だよ。」

冗談を言って笑い合う事が
こんなにも幸せな事だなんて
俺はずっと知らなかった。
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