人色-hitoiro-
あんな風に嫌な光景を目の当たりに
する事を分かっていて京夜は何故
阿久津くんを呼んだんだろう。
楓「ごめん。私、また
奏の話しちゃったね。」
涼介「ごめん。」
楓「どうして謝るの?」
涼介「今はそんな事よりも
どうして京夜が阿久津くんの事を
呼んだのかって事の方が気になって
正直、そっちにまで気が回らない。」
京夜が出ていってからしばらくして
京夜がいない事に気付いたのか
いおが部屋を出て行った。
ああ、なるほどな。そうゆう事か。
これは京夜の賭けだったんだ。